『婚活体験談:アラフォー男性編』結婚相談所に入会して結婚した男の物語

婚活期間は人それぞれです。

結婚相談所に入ってすぐお見合いをし、翌月には成婚という超スピード結婚の人もいれば…。

数年もの長き間、諦めずに婚活を頑張り、ようやくハートのエースを引き、交際期間わずか1ヶ月で結婚する人もいます。

婚活をしている間は、自分も相手も確実に年齢を重ねます。なので、「違う」と感じたら、交際を終了させるのも1つのマナーです。

ここでは、結婚相談所で出会って成婚したアラフォー男性の婚活体験談を紹介します。

アラフォーの男性が結婚相談所で結婚した婚活体験談

僕の簡単なプロフィール

  • 私の年齢:39歳
  • 結婚相手:35歳
  • 交際期間:3ヶ月

僕の婚活体験談を紹介します。

「いつか結婚できるだろう」で過ぎた30代。

31歳当時、付き合っていた彼女と別れた時は「そのうち彼女ができて、いつか結婚できるだろう」と考えていました。

たかをくくっていたと言った方が適切かもしれません。

ところが、32歳になり、33歳になり、34歳になり、38歳まで「彼女いない歴」を更新してしまいました。

友達や同僚は、次々と結婚しているのに、僕は仕事三昧で、いつしか、合コンに誘ってくれる人もいなくなりました。

その頃の僕の頭には、まだ、「結婚相談所」という文字はありませんでした。

「結婚相談所に入会してまで、結婚したくない」という気持ちが強かったのが、正直なところです。

周りから、「必死だな…」「モテないから、藁をも掴む思いなんだね」と思われそうで…。

今となっては、とんでもなく浅はかで愚かでした。

アラフォー世代になり焦りを感じた

40代目前に控え、「アラフォー世代」と呼ばれるようになると、急に不安や焦りを感じるようになりました。

  • 今から結婚して、子供が生まれ、成人することには俺は定年退職か…
  • このまま一人ぼっちだったら、俺は死ぬ時は孤独死なのかな…

友人や同僚、後輩までもが、とっくに結婚しています。

小学生の子供がいる友人の「子供に手がかからなくなってきて、やっと飲み会に行けるようになったわ」ということばが、僕を打ちのめしました。

僕は子供どころか、奥さんもいないのですから笑。

「いいなぁ」と思える女性を見つけた

そんな時、久しぶりに「いいなぁ」と思える女性が現れました。そして、告白を決意した直後です。

その女性が、「私、付き合ってる人がいるの。あなたが知っている人だよ」と言うのです。

その彼氏というのが、僕の同僚でしたからさらにショックでした。

告白する前に、逆に彼女から「彼氏の存在」を打ち明けられてしまったのです。

僕の気持ちはズタズタになり、「どないかせんとあかん」と本気で焦り、結婚相談所に勢いで入会しました。

38歳でようやく婚活スタート

38歳の僕は、結婚相談所に入会して本格的な「婚活」をスタートしました。

手始めに、婚活パーティーに参加しましたが、悲惨な結果に終わりました。

世の女性、世の中の全ての人から「お前は、大した男ではないぞ」と烙印を押されたような気がしました。

帰り道、悔しくて、情けなくて、1人で居酒屋に入りました。

酔っ払いの僕は、居酒屋を出ると駅前に本屋にふらりと寄りました。

そこで何気なく目にとまったのが、結婚相談所の本です。パラパラとめくり、僕は驚きました。

「相手は自分が選ぶもの」

「男は素が一番さ。ありのままの僕の良さを見抜けない女性なんて、興味がない」

という思い込みにとらわれるあまり、何の努力もしなかったことです。

僕は、自分のことばかり考えて女性を外見で判断していました。そのくせ自分磨きなどしたこともありません。

また、恋愛至上主義の僕は、「婚活」に対して大きな誤解をしていました。

婚活のシステムには魅力が沢山詰まっており、普通の恋愛よりも婚活の方が、相手を一通りわかった上で出会えます。

何よりも、結婚を前提にしていますから、結婚相談所は出会いの段階から真剣さが違うと思いました。

とにかく一度会ってみる

目からウロコが落ちた僕は、結婚相談所で婚活をスタートさせることに決めました。

申し込みの手続きを済ませ、僕のプロフィールが検索システムにアップされると、ガンガンお見合いを申し込みました。

「すごくいいな」とまでいかなくても、とにかく、ちょっとでも「いいな」と思った女性には、片っ端から申し込みをしたのです。

というのは、申し込みの段階で絞るのではなく、交際する相手は会ってから選ぼうと決めていたからです。

僕の場合、プロフィールは年齢とコメントぐらいをさっと読んで、お見合いが成立し、沢山の女性と出会うことになりました。

会社と家の往復の毎日で、同僚から合コンにも誘われず、パーティーに参加しても玉砕していた頃の僕には、考えられないことでした。

一度のお見合いで結論を出さない

僕が結婚相談所のお見合いで心がけたことは、一度のお見合いで断るのではなく、よほどのことがない限りやめようということでした。

お見合いの後に、もう一度デートで会って、判断すると決めました。

僕自身、お見合いはあくまでもリハーサル、本番はデートと意識していました。

そのほうが、相手の女性をよく知ることができると思ったからです。

女性の皆さんは、デートでの方が表情も豊かですし、会話が格段にスムーズになったことを覚えています。

また、デートのお金は全て僕が支払い、お見合いの服装にも気を配りました。

スーツが当たり前だから、他の男性と差をつけるために、靴そのものを綺麗に見せるだけではなく、真剣さを見せるためでした。

髭も同じです。剃らずに行くのは、婚活に真剣さがない証拠だと思います。

また、僕は口下手でしたが、頑張ってできるだけ自分から話すようにしました。

話すネタがなくなると、「外に出ませんか?」と誘いました。

外に出ると、喫茶店とはまた違う女性の表情が見られ、本当によかったと思います。

奥さんになる女性との出会い

僕が婚約した彼女とのお見合いでは、「これは、お受けしてもらえそうにないな」という印象でした。

僕が一方的に話すばかりで、ぐったり疲れてしまいましたし、彼女も、聞き疲れてしまったのではないかと思いました。

あとでわかったのですが、彼女は、話すのが得意ではなく、おとなしい性格だったのです。

話し疲れた僕は、思い切ってそのまま動物園に誘いました。

OKしてくれましたが、動物園でも、あまり楽しそうには見えませんでした。

5月中旬とあって、日差しが強い日でした。「暑くてしんどいのではないか?」と心配になりました。

動物園を出ると、僕は自分が決めたルール「1回では決めない」を守ろうと思い、別れ際に喫茶店に誘い彼女に言いました。

「私はもう一度会いたいと思います。もっとあなたを知りたいです。私は仲人に交際OKの返事をします、あなたはご自分の気持ちに従って返事ください。今日は楽しかったです。ありがとう」

帰り際、「これはダメやな…断られるな…」と思っていましたが、彼女は意外にもOKしてくれたのです。

その女性と3ヶ月間デートを重ねた

それから3ヶ月の間、デートを重ねました。

僕が提案する日時や場所を、彼女は一度も断ったことがありませんでした。

私が会いたい日に会ってくれる彼女。

「僕達は、気持ちとタイミングがピッタリ合うのだな」と嬉しく思っていましたが、実は、彼女が僕とのデートを優先するために、他の予定を調整してくれたのです。

それを知って僕は、彼女のことが心の底から好きになりました。

そして、僕達は婚約しました。交際中、彼女が打ち明けてくれました。

「お見合いした日、帰り際に喫茶店で、気持ちを聞かせてくれたでしょう。あれがなければ、OKしなかったわよ」

やっぱり、最後は「誠実さ」と「押し」なんだと思いましたね笑。

結婚相談所での婚活を振り返って

以前の僕ならここまでうまく、スピーディーに結婚相手を見つけることはできなかったと思います。

次に僕の婚活の感想を紹介します。

結論、「いつか出会うだろう」「もっといい人と出会うだろう」と、不確かな未来を信じて待つより、行動した者に女神は微笑むということです。

40歳を前に諦めかけていた結婚が実現しました。本当に僕は幸せ者です。

婚活男性の皆さんへ

僕は、結婚相談所で婚活するにあたって、様々な本を読んだり、仲人の人からのアドバイスを素直に聞きました。

そこで個人的に大切だな〜と思ったのが、プロフィール写真です。

容姿に自信がなかったのですが、スタジオではメイクをしてもらい、綺麗なプロフィール写真を作りました。

それが功を奏したようで、自分でも満足の写真ができました。

女性からのお申し込みが想像以上に舞い込み、僕からの申し込みも、沢山のOKをもらうことができました。

皆さんのプロフィール写真を見ると、気合が入っていない人が大勢います。

中には写メの写真を掲載している方がいますが、今の僕なら神経を疑います。

スタジオで撮影した写真とわかる女性に、多く申し込みましたが、予想通り、写真がいい加減な女性よりも、OKをもらう確率が高かったです。

皆さんも、ぜひ写真スタジオでプロに撮影しれもらってください。

婚活女性の皆さんへ

結婚相談所で見つけた男性とのお見合いの時点で、断りたいと思った場合でも、ちょっとした配慮を見せてもらえると嬉しいです。

僕の場合、お見合いの中に外に出ましょうとお誘いすると、中にはこんなことを言う人がいました。

「勝っているハムスターの歯がおかしいので、このあと、動物病院に連れて行くんです」

「帰って、洗濯物を取り込まないといけないので…」

「近所の会合に出るので帰ります」

嘘だと思われそうですが事実です。

僕とのお見合いよりも、ハムスター、洗濯物、近所の会合の方が大切なんだ…とがっかりしました。

こちらの方は、こちらからお断りしました。

大人の女性なら、「今日はお話だけにしておきます。楽しかったです。ありがとうございました」くらいの誠意は見せてほしいものです。

結婚相談所で出会った異性とのお見合いでは、断ったり断られたりするのが日常です。

こちらも相手の表情で、ある程度は察しています。お断り方にも、マナーを守って頂きたいと思います。